イルミネーションで「玉ボケ」を練習しよう!玉ボケを作り出す4つのポイントとは?【CURBON写真用語辞典 #26】
2022.11.30
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る
ポートレートや花の背景に入れることで、写真がたちまち印象的になる「玉ボケ」。冬場はイルミネーションで街が彩られているため、玉ボケを練習する絶好のチャンス。玉ボケの撮り方のコツをお伝えします。
玉ボケとは?
玉ボケとは、写真の中で電球などの点光源が丸くボケて写りこんでいるものを指します。条件が整えば、レンズが交換できるカメラなら表現することができるので、特別な機材を新しく揃える必要はありません。
玉ボケを作るためのポイントは?
①点光源を探そう
玉ボケは電球などの光を大きくボカすことで、キラキラとしたボケが生まれます。玉ボケの元となる点光源を探すことが玉ボケの最重要ポイントです。晴れた日は水面や夕陽に照らされた葉っぱなど、太陽の光がさまざまなところに反射して至る所に点光源が出現します。
②F値は一番小さい値がおすすめ!
カメラのF値をなるべく小さい値にすることで、ボケ感が強くなります。おすすめのモードはAv(絞り優先)モード。大口径のズームレンズや単焦点レンズだとさらに大きくボカせます。
③望遠で撮影しよう
さらに大きなボケを狙うためには、なるべく望遠で撮ることも大切なポイントです。ズームレンズの場合は一番望遠側で撮りましょう。35mm換算で70mm以上のレンズを使うと大きなボケが期待できますよ。
④ピントは画面の手前に合わせよう
なるべく手前にピントを持ってくることで、画面の奥が大きくボケて、美しい玉ボケ写真になります。手前に写したい主役が来るように画面構成を考えましょう。
どんな点光源が玉ボケを作りやすいの?
イルミネーションなどの光源はわかりやすい玉ボケの材料の一つ。そのほか、木漏れ日や葉っぱの表面の反射、ガラスや金属など方面が光っている素材の反射、水面の反射なども玉ボケの材料になります。日常の中のさまざまな玉ボケの材料を探してみましょう。
レンズに好きな形の被せ物をするだけで、玉ボケの丸を自由な形にすることができます。
玉ボケはキットレンズでも撮れる!
「玉ボケは難しいもの」と思っていた方はぜひ今回の4つのポイントを試してみてくださいね。4つのポイントをしっかり守れば、カメラを買ってきたときについてきたキットレンズでもキレイな玉ボケが作れるはず。もしももっとボカしたくなったら、大口径のズームレンズや単焦点レンズへとステップアップするのもいいかもしれません。冬のイルミネーションで玉ボケ写真を練習して、さまざまなシチュエーションで玉ボケを自在に扱えるようになりましょう。
>>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら
>>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら
写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?
CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。
CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!