「写ルンです」もう使ってみた?撮影のコツとスマホにデータを転送する方法は?【CURBON写真用語辞典 #19】
フィルムを気軽に楽しんでみたい人にぴったりな「写ルンです」。写ルンですが生まれたのは、まだカメラが特別なものだった1986年のこと。レトロ感や、デジタルと違ってすぐに見られないワクワク感、味のある写りなどが支持されて、今また大きなブームに。懐かしいけど新しい写ルンですの撮影のコツと、スマホにデータ転送する方法を紹介します。
写ルンですの使い方は?
写ルンですの使い方は簡単2ステップ。
①本体の裏側の右上にある、フィルム巻き上げダイアルが止まるまで巻き上げる
②シャッターボタンを押す
誰でも簡単、シンプル設計!買ってすぐに撮れちゃいます。フラッシュ(ストロボ)を使う場合はシャッターを押す前にチャージしてから使いましょう。
「写ルンです」の撮影のコツは?
①思い切ってフラッシュ(ストロボ)を使ってみよう
なんとなく敬遠しがちなフラッシュ(ストロボ)ですが、写ルンですの場合は室内や日陰、木陰、逆光のときはフラッシュを使ってみましょう。目で見て明るいと感じてフラッシュを使わずに撮影すると、現像した写真が暗くなっていることもしばしば。暗い写真が時には味になることもありますが、思い切ってフラッシュ(ストロボ)を使って撮影すると、それもまた味のある仕上がりに。気になるようならフラッシュ(ストロボ)有無で撮影してみるのもおすすめです。
また、写ルンですのレンズはプラスチック製で逆光に弱いという弱点がありますが、あえてそのまま撮ってみるとそれもまた味のある仕上がりになることも。どう写っているかは現像してからのお楽しみ!
②自撮りするときは腕をしっかり伸ばして
写ルンですにはピント合わせの機能はありませんが、被写体から1mほど離すとピントが合うようになります。自撮りをしたいときは腕をピーンと伸ばしてなるべく距離を取ることが大切なポイント。一緒に写る人としっかり顔を近づけて撮ることもポイントですよ。
③とにかく自由に撮ってみよう
写ルンですは軽量で小型であることも強みのひとつ。いろんな角度からシャッターを切ってみましょう。「押せば撮れる」からどんな撮り方でもOKですが、構え方を少し工夫するだけで印象を変えることができますよ。
・スタンダードな構え方
ファインダーを覗き、脇をしめて構える基本姿勢。スマホやミラーレスに慣れている人はファンダーを覗くのも新鮮かも?風景や構図にこだわって撮りたい時には、こちらの基本姿勢で撮影するのがおすすめです。
・ノールック(ノーファインダー)
あえてファインダーを覗かずにノールックで撮るとまた違った世界が楽しめます。被写体に話しかけながら撮影すると、きっと自然な表情が引き出せるはず。どんな写りか仕上がりが楽しみな一枚に。
・ハイアングル、ローアングル
こちらもノールックでの撮影。手が届く限り高い場所で撮ったり、地面すれすれにカメラをくっつけて撮ってみたり。普段の自分の目線では届かない場所をカメラ越しに楽しんでみましょう。
スマホに転送する方法は?
楽しく撮影したあとは、街の写真屋さんへ持って行って「現像」をしてもらいましょう。デジカメやスマホと違って、お店による「現像」というプロセスを経て初めて写真が見られるようになります。「カメラのキタムラ」「ヨドバシカメラ」「ビックカメラ」などで現像を受け付けてくれますよ。その際に、店員さんにスマホに転送したい旨を伝えればOK。QRコードを読み込むなどの方法で簡単に画像がダウンロードできるようになります。
スマホに転送するほかに、写ルンですは
- ネガフィルムとして現像する
- 現像してL版プリントをする
- CDにデータ化する
などの方法で写真を楽しむことができます。
手軽にフィルム写真を楽しんでみよう
なんだか縁遠く、ハードルが高く感じてしまうフィルム写真。フィルムの取り扱いが難しそう、と思う人は写ルンですから試してみては?一度使えばきっとその魅力にとりこになるはず。日常で、旅先で、学校で。さまざまなシーンで使ってみてくださいね。
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