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LightroomとPhotoshopの違いは?その使い分けを解説!【CURBON写真用語辞典 #17】

LightroomとPhotoshopの違いは?その使い分けを解説!【CURBON写真用語辞典 #17】

2022.11.04
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     本格的なカメラを手に入れて使い方に慣れてくると、編集したり、撮った写真を整理したり、というステップに進む人も多いはず。今回は写真編集ソフト「Lightroom」と「Photoshop」について解説します。   Lightroomって何をするソフトなの? Lightroomとは、デバイスへの写真の取り込みから編集、書き出しまでのフローをスムーズに行うことができるソフト。明るさやトーンなどを編集した調整パラメータを他の写真にも簡単に反映することができるので、多数の写真の一括管理、編集に便利です。 >>Lightroomをスマホで使う方法と使用上の注意点>>Lightroomがついに動画編集に対応!動画もお気に入りのプリセットで彩ろう   Photoshopは何をするソフトなの? Photoshopとは、写真の高度な編集機能を搭載したソフト。Lightroomは、たくさんの写真の基本的なトーンや色味などを調整する一方で、Photoshopは歪みを直したり、不要なものを消したりなどのより細かな作業ができるので、一枚一枚をじっくりと編集、演出するのに最適です。 Photoshopで修正する前の写真   Photoshopで修正した写真 いずれも、プロ向けの画像編集ソフトなどを開発するAdobe社が提供する編集ソフトで、どちらか片方だけでも編集を行うことは可能ですが、自分のイメージに近づけるためには両方を組み合わせてうまく使いこなすことでより効率的に作業を進めることができます。   Lightroomはどんな時に使うの? ・編集するならまずLightroomから いずれも編集ができるソフトですが、特別なことがない限りはLightroomでも十分事足りるので、まずはLightroomから使ってみるのがおすすめです。Lightroomは、いつ撮影したものか、その中でもどの写真が優先度が高いものか、といった写真の「管理」から、好きな色味の調整や、トリミング、用途にあったサイズへの書き出しなどの「現像作業」までスムーズに行えますよ。   ・移動中にサッと色味を編集したいとき ファイルをクラウドに保存するため、自宅でパソコンに読み込んだ写真は、タブレットやスマートフォンで再び読み込んで編集することができます。わざわざ重いパソコンを持ち出さなくても、ちょっとした待ち時間や、場所を変えて作業したいときなどにも便利です。   ・効率的に写真を管理したいとき Lightroomは編集ソフトでありながらも、画像管理を得意とするソフトでもあります。撮影した写真を日付ごとや、カテゴリごとでフォルダ分けができるほか、☆マークをつけて特にお気に入りの写真を分類することもできます。探したい写真を見つけるためのキーワード検索機能や検索オプションもあるため、「あの写真どこだっけ?」と何時間もPC上をさまよわずとも、目的の写真を見つけ出すことができますよ。   ・たくさんの写真を一括で編集したいとき 毎回自分の好きなセッティングで現像したいと思うことはありませんか?そんなときに便利なのが「プリセット」機能。自分の好きな設定を保存できる機能で、ワンクリックで同じ設定を読み込むことが可能です。また、元の画像データはそのまま保持して編集することができるので、いつでも元に戻せるのも大きなメリットです。   Photoshopはどんな時に使うの? ・もっと細密に画像を編集したいとき Lightroomは写真の整理や一括での明るさ調整などに重点を置いたソフトである一方で、Photoshopは画像の修正や作成などを得意とするソフトです。Lightroomでは編集しきれなかった細かなところまで丁寧に修正を施すことができます。   ・不要なものを取り除いたり、写真に文字を乗せたいとき 写真の中の電線を取り除いたり、モデルの肌を美しくしたり、写真に文字を乗せたりと、「こうあってほしい」「こうしたい」という理想に近づけられます。     ・「レイヤー」機能を使って、より複雑な画像編集をしたいとき Lightroomで元データを保持したまま画像が編集できたように、Photoshopでもレイヤー機能を使うことで元データをワンクリックで表示させることができます。Photoshopにおけるレイヤーとは、透明なフィルムのようなものでそこに画像やテキストなどのオブジェクトを重ね、一つの画像を生成します。色味のレイヤー、明るさのレイヤー、肌修正のレイヤーなど、レイヤーを分けて作業することで段階的に画像修正を加えていくことができ、レイヤーの有無の効果を一目で確認することができます。 >>スマホでも簡単に!幻想的な写真を創る多重露光の撮り方・加工のやり方【CURBON写真用語辞典 #05 】   LightroomとPhotoshopを併用して理想の一枚を作り出そう Lightroomだけ、Photoshopだけの単品使いももちろんできますが、2つの違いを理解し、組み合わせることでさらに写真の精度を上げることができますよ。パソコン版はより本格的ですが、まずは無料で手に入れられるスマホアプリで試してみては?      >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。自然光ってなに?光が強すぎる時はどうすればいいの?【CURBON写真用語辞典 #16】

写真を学ぶ第一歩。自然光ってなに?光が強すぎる時はどうすればいいの?【CURBON写真用語辞典 #16】

2022.10.26
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「自然光」について解説します。スマホで撮影するときもぜひ参考にしてみてくださいね。   自然光って何? 自然光とは、太陽の光や月の光のことを指します。時間帯や天候で明るさや色が変動するため、自在にコントロールできないというデメリットはあるものの、上手に生かすことで写真をより印象的に仕上げることができます。プロの現場でも朝焼けや夕暮れのタイミングを狙う「陽待ち」があるほどで、時にはどんな照明機材にも勝てないほど素晴らしい条件が整うことも。光の向きに関する解説はこちらでも。   ストロボなどの人工的な光と自然光は何が違うの? 主に太陽の光を駆使して撮影する自然光撮影に対し、ストロボなどの人工的な光を使って撮影することにはどんな違いがあるのでしょうか。 一番の大きな違いは拡散率といえるでしょう。自然光は太陽という大きな光源から作り出されるため、全体をしっかりと明るく照らしてくれますが、照明機材は大きさに限りがあります。写すものが小さければ全体に光を回すことができますが、範囲が大きくなればなるほど自然光のような光を作り出すのは難易度が高まります。「ライトマン」と呼ばれる照明技師の仕事があるほどです。 人工的な光を使うメリットは? 人工的な光を使うメリットは、天候に関係なくいろんなシチュエーションの光を作り出すことができることです。アニメの世界のような特別なライティングの場合は誰でもひと目で「ライティングしているんだな」と分かりますが、ドラマや映画の現場ではよく、夜中でもセットの中に昼間の光を再現して撮影をしています。時間帯の再現だけでなく、光で季節感を再現をすることもできるので、真冬に真夏の光を作り出して後で背景を合成しているパターンも多くあります。 人工的な光を使うデメリットは? 人工的な光を使うデメリットは、費用や再現性、手間や機動性などが挙げられます。照明機材はプチプライスのものからプロ仕様のものまでさまざまありますが、いずれも使うには費用がかかります。また、カメラ据え付けでないものならばスタンドが必要になりますし、時には何人もで運ばないと動かせないほど大きく重い照明機材も。照明機材を据え付けたらすぐに思い通りの光になるわけでもないので、狙った光になるまで調整が必要になります。   自然光を使うメリットは? 自然光を活用するメリットは、簡潔にまとめると以下のようなものが挙げられます。 特別な照明機材が必要ないので、お金をかけず撮影できる。 天候、季節、時間帯によって変わる光を楽しめる。 ライトマンのように特別な知識がなくても簡単にイメージ撮影ができる 自然光を活用するデメリットは? 自然光を活用するデメリットは、下記のようなものが挙げられます。 別日に同じ場所、同じ時間に撮影しても全く同じ光にならない 白背景などで撮影すると、意図しないところに影が出てしまうのでECサイト出品用の場合は注意が必要。 晴れを想定した撮影の場合は、雨が降ると撮影ができなくなる 雲の状態で刻々と状況が変化するため、時間との戦いになることもある。 光が強すぎるときはどうすればいいの? 光が強すぎるときはどのように対処していますか?自然光をうまく生かすために、プロの現場ではさまざまな道具を使っています。その一部を紹介します。 シーツやカポック プロの現場ではよく、シーツや「カポック」と呼ばれる白い板を使うことがあります。影が暗く落ちているところに光を補うためにシーツを垂らしたり、カポックを立てて光を反射させることで足りない光を補完しています。実際にこのテクニックを活用したい場合は、シーツは持ち歩くのは大変ですので、白いハンカチや白い服などでも代用可能です。本格的なカポックは3×6サイズ(90×180)など多くは大型になりますが、段ボールに白い紙を貼ったり、ハンズやロフトなどで手に入るスチレンボードで代用することができます。まずはテーブルフォトなどでその効果を試してみるといいかと思います。 ▽参考リール この投稿をInstagramで見る CURBON|カーボン(@curbonjp)がシェアした投稿 レフ板 シーツやカポックと同じように、光を反射させるための道具です。ロケでは丸型のサークルレフや組み立てると板のようになるロールレフなどが便利です。日差しが強いときのバストアップ撮影などは、サークルレフで被写体に影を落とすことで明暗差を減らすというテクニックにも使えるので、ロケ撮影には欠かせないアイテムのひとつです。 レースカーテン 室内で撮影する場合に、光が強すぎる場合はレースカーテンで光の量を調節することができます。直射日光が強すぎると感じる場合はレースカーテンを引いてみましょう。光の強さが和らぐことで陰影が弱まり、優しい印象になります。プロの現場でも実際にレースカーテンを使ったり、「紗幕」と呼ばれる透過率の高い布で光を柔らかくしています。 トレーシングペーパー ここからはちょっと上級編。プロの現場では幅の広いトレーシングペーパーで光を拡散させることもあります。110cm、180、210cmなど幅はさまざまで、照明の前に垂らしたり、照明自体に貼り付けるなどして使用します。照明用のアンブレラにトレーシングペーパーをつけることは「カサトレ」などと呼びます。 アートレ アートレとは、トレーシングペーパーをプラスチック製にしたような撮影機材です。アートレを用いることで強い光を和らげることができます。トレーシングペーパーのように幅広なので、垂らして使ったり、窓に貼って使ったりと用途はさまざまです。トレーシングペーパーよりも高価ではありますが、繰り返し使うことができるのがメリットです。こちらもストロボのライトにつけて、光を拡散させるために使うこともできます。 上級編!ストロボで自然光のような光を作る方法は? ストロボとスタンドををお持ちの方にぜひ試してほしいのが、自然光のような光を作り出すシンプルなライティング。簡単に試せる2つのライティングを紹介します。  ・高い位置にストロボをセットして、被写体に向けて当てる スタンド、もしくは手持ちでなるべく高い位置にライトをセットして被写体に当てることで夏の日差しのような強い印象の写真を撮ることができます。影が強すぎる場合はライトと反対側に白い布など、光を反射させるものを持ってくると光が和らいでバランスが取りやすくなります。反対に、もっと強い印象にしたければ、ストロボと反対側に黒い布や黒い紙を貼った板などを持ってくることで、締まった印象にすることができます。ストロボの位置で影の出方が大きく変わるので、位置を見ながら調整してみてくださいね。ライトと被写体の間に葉っぱなどを差し込むと木漏れ日のような印象にすることもできます。 ▽参考e-learning動画・サンプル動画 >>e-learning動画詳細ページはこちら  ・ストロボを壁に向けて、反射した光が被写体に当たるよう調整する 撮影場所の壁が白ければ、ストロボを壁に向けて発光することで、窓から差し込む柔らかな光を再現することができます。被写体が壁から近いと影が強くなるので、光が届く範囲で被写体を離すように心がけましょう。こちらも光が回りすぎている場合は、光源とは逆側に黒い布や板などを設置することで締まった印象にすることができます。壁が白色以外の場合はその色を拾ってしまい、写真の仕上がりに影響が出るので白い紙を貼ったり、布を用意するなどして対処するのがベターです。 この投稿をInstagramで見る CURBON|カーボン(@curbonjp)がシェアした投稿   自然光とうまく付き合おう 誰でも最初はただ撮るだけのところからスタートするもの。被写体の位置を変えてみたり、自分が動いたり、道具を使ったりすることで、さらに写真の精度を上げることができます。次の撮影にはまず、白いハンカチを一枚持っていくところから始めてみてはいかがでしょうか?ほんの一手間で写真が変わって、きっと写真がもっと楽しくなりますよ。   >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。光の向きで写真が見違える!?「順光」「逆光」「サイド光」ってなんだろう?【CURBON写真用語辞典 #15】

写真を学ぶ第一歩。光の向きで写真が見違える!?「順光」「逆光」「サイド光」ってなんだろう?【CURBON写真用語辞典 #15】

2022.10.25
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「光の向き」について解説します。ミラーレス初心者さんも必見ですよ。スマホで撮影するときもぜひ参考にしてみてくださいね。   光の向き、気にしてますか? 写真にとって非常に大切な要素となる光。しかし、ひとくちに「光」といっても、いろんな向きがあるのをご存じでしょうか。同じ被写体でも光の向きが違うだけで写真の印象がガラッと変わるんですよ。   どんな光の向きがあるの? 光の向きは主に3種類。被写体に対して前から当たる光を「順光」、被写体の後ろから当たる光を「逆光」、被写体の横から当たる光を「サイド光」と呼びます。     光の向きは3種類! 順光の特徴 被写体に対して光が前から当たるのが順光。順光の特徴は、色が鮮やかにはっきり出ることです。撮影者は太陽を背にして撮影することになります。空や海の色をはっきり出すことができる光の向きです。一方で、被写体の正面から光が当たるため立体感や奥行きが感じられず平面的な印象に。屋外のポートレートでは被写体の正面に太陽がくるため被写体がまぶしそうな表情になることも。 逆光の特徴 被写体の後ろから光が当たるのが逆光。逆光の特徴は、被写体と背景の露出の差が出やすいため、明暗差がきれいに仕上がることです。写真を撮るときに逆光はNG、という印象もあるかもしれませんが、露出補正を施すことなどによって明るく仕上げることができます。また、ものの輪郭がはっきりして見えるため、料理の写真などでは特に立体感やみずみずしさが際立っておいしそうに見せることができます。ふんわりとした柔らかい雰囲気を出しやすいのも逆光の特徴です。   サイド光の特徴 被写体の横から光が当たるのがサイド光。サイド光の特徴は、被写体に影が強く出やすいため、明暗がはっきりとしたメリハリのある印象になること。被写体の明暗部や影がしっかり写るため、立体感を出したい時や、力強さを表現したいときなどにおすすめの光の向きといえます。   光にも角度がある? ここまでは大まかな光の向きについて解説しましたが、光の角度にも着目するとさらに光に対する理解を深めることができますよ。   ポイントは「真上」と「斜め上」 光の角度、というと急に難しく感じるかもしれませんが、早朝の光、お昼の光、夕暮れ時の光をイメージしてもらうと、それぞれ光の印象や影の伸び方が違うと思いませんか?光の角度の違いでこんな違いが出てくるんです。   真上からの光(晴れた日のお昼12時ごろの光)の特徴 被写体全体にしっかりと光が当たっていて、明るい印象。影は真下にできて短い。   斜め上からの光(朝方や夕方の光)の特徴 被写体の横に影が落ちるため、立体感が出る。光の角度が低いほど影が長くなる。   時間帯で光の質や色が変化する? 雑誌やSNSで「この写真素敵だな」と感じたら、その写真がどんな光か着目してみましょう。時間帯ごとに光の角度が違うと先述しましたが、時間帯によって光の色や質も変化します。   時間帯で変わる光の特徴 ・朝の光の特徴 クリアでかつ、透明感があり、清々しい印象の光。 ・昼の光の印象 被写体の色をしっかり忠実に再現してくれる光。 ・夕方の光の印象  黄色みや赤みが強く、温かみのある光。立体感が出るため、ドラマチックな光になる。   エモく撮れる時間帯は? 「印象的に、ドラマチックに、いい感じに撮りたい」。このキーワードのいずれかに当てはまる方は、夕方に写真を撮りに行ってみましょう。撮影するときはぜひ逆光で!露出補正で手前の暗さをカバーしつつ撮影するとたちまち写真がふんわり印象的に。天気予報で晴れた日を狙って撮影を計画してみましょう。 機材も技術も大事だけど、光の向きも大事な要素のひとつ いい機材を持っていれば、いい写真が撮れる確率は高まるかもしれません。けれども、どんな写真を撮りたいか、どんな雰囲気に仕上げたいかなど考えることも写真上達への近道になります。いろんな時間帯の光やいろんな角度の光を試して、自分好みの写真が撮れるようになっちゃいましょう。       >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。ホワイトバランスって何?【CURBON写真用語辞典 #14】

写真を学ぶ第一歩。ホワイトバランスって何?【CURBON写真用語辞典 #14】

2022.10.24
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「ホワイトバランス」について解説します。ミラーレス初心者さんも必見ですよ。     ホワイトバランスって何? ホワイトバランスとは、「白いものを白く」写すために色味を補正をする機能のことです。レストランやカフェで写真を撮ると黄色っぽく写ることが多くありますが、ホワイトバランスを調整することで正しい色味に近づけて撮影することができます。     ホワイトバランスの別名は? ホワイトバランスは別名で「色温度」とも。数値が高くなるほど青っぽくなり、低くなるほど赤っぽい色味になります。単位は「K」(ケルビン)で表します。 ホワイトバランスの略語は?  ホワイトバランスは「White Balance」、「WB」と略すこともあります。オートホワイトバラン スは「Auto White Balance」でAWB。カメラにお任せでホワイトバランスを設定してくれる モードとなります。 ホワイトバランスの種類は? 先述したオートホワイトバランスの他にも、カメラの中にはさまざまなシーンに応じたホワイトバランスがあらかじめセットされています。 AWB:カメラにお任せでホワイトバランスを設定してほしいとき。どれに設定するか迷った時はオートホワイトバランスに設定するのがおすすめです。太陽:晴天時に屋外で撮影するとき家の横に斜線:日陰で撮影するとき雲:曇天の屋外で撮影するとき電球:温かみのある光源の下で撮影するとき発光している長方形:蛍光灯の下で撮影するとき。稲妻のような矢印:フラッシュ撮影するとき長方形が浮いているマーク:マニュアルホワイトバランスで撮影したいとき。基準となる色味をカメラに読み込ませて補正する機能。 ホワイトバランスはなぜ必要か? カメラの設定の中で、写真の色味を決める代表的なものは次の3つです。 ホワイトバランス ピクチャースタイル(ピクチャーコントロール)※メーカーにより名称が異なる 彩度(鮮やかさ) 中でも、ホワイトバランスが写真の色味を一番大きく左右する要素となります。設定をおろそかにすると、写真が意図しない色味になってしまったり、写真に色味のばらつきが生じたりとさまざまな弊害が。 こうしたかったのに... 青くなってしまった!など。 ホワイトバランスの使い方 とはいえ、最初からホワイトバランスを使い分けるのはなかなかハードルが高いもの。シーン別におすすめのホワイトバランスを見ていきましょう。 ■料理写真におすすめのホワイトバランスは? 昼間のリビングで自作のパスタを撮影、というシーンを想定します。ぜひ試していただきたいのは「曇天」マークや「日陰」マーク。写真が暖かい色味になるので、より美味しそうに撮影することができます。 ■ポートレート撮影時におすすめのホワイトバランスは? 晴天の屋外でのポートレート撮影を想定します。柔らかな感じや、ふんわりと優しい印象に仕上げたいときには「太陽」マーク、かっこいい感じ、引き締まった印象にしたいときは「電球」マークなどに設定するのがおすすめ。被写体の雰囲気やシチュエーションによって2種類を使い分けてみましょう。 ■風景撮影におすすめのホワイトバランスは? 風景撮影でおすすめのホワイトバランスは「太陽」マーク。太陽マークに設定することで、どんな時間帯でも目で見たままの自然な色で写しとることができます。また、夕暮れ時の撮影の際などは、「曇天」だと空を黄色っぽく、「蛍光灯」だと空をピンクっぽく、電球だと空を青っぽく、雰囲気が異なった写真をお楽しみいただけるのでぜひお試しくださいね。   マニュアルホワイトバランスの使い方は? ここまでは、カメラにあらかじめ設定されているホワイトバランスについて説明しましたが。ここからは上級編!「マニュアルホワイトバランス」について説明します。 ■マニュアルホワイトバランスとは? マニュアルホワイトバランスは「Manual White Balance 」で 「MWB」と略すことも。s撮影場所の光の色に合わせてホワイトバランスを細かく設定したい時に使います。 ■ グレーカードを使ってみよう  ホワイトバランスは、カメラが自動で補正してくれる機能の他に、その特性を生かした活用法などがあることが分かりました。しかし、どの設定にすればいいのか迷ったり、オートに設定しても正しい色味がえられない時もあります。そんなときに役立つのが「グレーカード」です。 参考の商品:シルクグレーカードVer2 [写真用品] グレーカードとは、赤や青、緑などの色味が全く入っていない、純粋なグレーのみを印刷したカードのことです。プロの現場でも、本番の撮影前にグレーカードを画面内に写し込むことで基準となる色を決めています。 ■グレーカードの使い方 ①画面内にグレーカードを写す。このとき、カードに影や光が入らないように注意。②メニューから「MWB画像を選択」を選び、①で撮影した画像を選択します。 これで設定は完了です。ほぼ正確な色味で撮影できます。 ホワイトバランスで表現の幅を広げよう 絞り、シャッタースピードがようやく理解できたと思ったら、次はホワイトバランスも!?と思うかもしれません。でもきっと、自分の思い通りの表現に近づけるようになったら写真がもっと楽しくなりますよ。少しずつ知識を深めていきましょう。    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
#私の推しカメラ2022 キャンペーン開催します!

#私の推しカメラ2022 キャンペーン開催します!

2022.10.20
今年も!ハッシュタグキャンペーンを実施します! 昨年、『もう迷わない!カメラの選び方』の発売記念キャンペーンとして実施しました「#私の推しカメラ」ハッシュタグ企画、おかげさまで大変反響がございました!     みなさまに投稿いただいたものを集計し、このようなランキングを作ってみました! ※あくまでCURBONのキャンペーンに参加してくださった皆さまの集計によるものなので、多少の偏りなどはあるかと思います。ご容赦ください。 このランキングを見て、「自分の推しカメラが入っていて嬉しい」や「フィルムカメラが入っているのが面白い」など、さまざまな感想・反応をいただきました!色々な楽しみ方をしていただけたのではないでしょうか。   企画から1年・・・ 新機種のカメラが登場したり、別のカメラを買い替えてみたり。カメラとの関係も少し変化が起きているかも? 今年も皆さんの推しカメラ、ぜひ素敵なお写真と共にシェアしていただけると嬉しいです!      応募について 【応募方法】 「#私の推しカメラ2022」のタグをつけ、自分がおすすめするカメラ名とそのカメラの写真又はそのカメラで撮影した写真(動画でも可)を、TwitterまたはInstagramへ写真をご投稿ください。※上記のハッシュタグの使用をもって応募とします。 【応募条件】 ご自身で撮影された写真であること 上記、指定のハッシュタグをつけて投稿していること お一人様何度でも投稿可能 カメラ名が記載されていること 過去の写真でも投稿可能 新しく投稿されたものであること 【応募期間】 2022年10月20日(木)より募集開始し、応募〆切は2022年11月20日(日)となります。この応募期間内に、上記応募条件を満たした上でご投稿が対象となります。 【抽選の発表について】 2022年12月上旬に、CURBON公式アカウントよりDMでご連絡いたします。 【入賞特典について】 抽選で、計17名様にプレゼントをお送りいたします。 ・2名様にKodak Gold200 5本/Kodak Portra400 5本、計10本プレゼント!・5名様にCURBON by...のポーチS+キーケースプレゼント! (ポーチは[natural]のみ・キーケース[black]と[natural]からお選びいただけます) ・10名様にCURBON+年間プラン 無料クーポンプレゼント!(年間プラン限定のコンテンツなども対象の29,800円相当)     「#私の推しカメラ2022」のハッシュタグが、素敵なカメラと写真で溢れていくことを楽しみにしています!たくさんのご参加をお待ちしております。   【キャンペーン開催📣】昨年大変反響があったハッシュタグ企画を今年も開催します!「#私の推しカメラ2022 」のハッシュタグをつけて、あなたのオススメのカメラ名とそのカメラで撮影した写真を投稿してください!抽選で計17名様にフィルムなどのプレゼントもございます🎁ぜひご参加ください! pic.twitter.com/faBCLlELVt — CURBON | カーボン (@curbonjp) October 20, 2022 この投稿をInstagramで見る CURBON|カーボン(@curbonjp)がシェアした投稿      写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。被写界深度って何?【CURBON写真用語辞典 #13 】

写真を学ぶ第一歩。被写界深度って何?【CURBON写真用語辞典 #13 】

2022.10.14
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「被写界深度」について解説します。ミラーレス初心者さんも必見ですよ。 被写界深度って何? カメラや写真の面白さに引き込まれていくと、「被写界深度」という言葉に言葉に出会うことがあります。聞き慣れない言葉でつい難しそう…と思ってしまいますが、一言で言うと「写真のボケ具合」です。 「被写界深度が深い写真」と言われたんだけど…? 被写界深度は「ピントが合っているように見える範囲のこと」とも言い換えられます。ピントがあっているように見える範囲が広い=「被写界深度が深い」、狭い=「被写界深度が浅い」と言います。 被写界深度が深い=手前から奥までピントが合っている写真 被写界深度が浅い=被写体の手前や奥がボケている写真 ということになります。英語だと「Depth of field (=場の深さ)」と言う表現になるため、「深度」と言う言葉を使っています。   被写界深度は何をすれば変えられるの? 被写界深度は「絞り、レンズの焦点距離、被写体とカメラの距離」の3つで変化します。 ①絞り(F値)を変更する 絞り(F値)を変えることで、被写界深度を変えることができます。絞りとは、レンズから入る光の量を数値化したもののこと。数字が小さいほど、被写界深度が浅い写真(ボケ味の強い写真)になり、数字が大きいほど被写界深度が深い写真(全体的にピントが合っている写真)になります。 ②レンズの焦点距離を変える レンズの焦点距離(レンズのmm数)でも、被写界深度を変えることができます。 例:28-200mmのズームレンズでf5.6で撮影■24mmで撮影する場合→被写界深度が深くなる=全体的にピントが合っている写真 ■200mmで撮影する場合→被写界深度が浅くなる=ボケ味の強い写真になる という結果が得られます。広角側が全体的にピントが合いやすく、望遠側ほど大きくボカした写真が撮れるということになります。 ③被写体とカメラの距離を変える 被写体とカメラの距離を変えることでも、被写界深度を変えることができます。 被写体とカメラの距離が近いほど、被写界深度は浅くなり=ボケやすくなり、被写体とカメラの距離が遠いほど被写界深度は深くなり=ボケが少なくなります。   被写界深度を使い分ければさらにレベルアップ きれいにボケているからといって、それが必ずしも写真いい写真とは限りません。ボケ具合にも向き不向きがあります。 ■被写界深度が浅い方が向いているシチュエーション 被写界深度が浅い=ボケ味が強い方が向いているシチュエーションとしては、テーブルフォト、お花の撮影などがあります。ボケ感がふんわりとした印象を与えてくれ、柔らかな雰囲気になります。ポートレートなども被写界深度を浅くすることで主役が引き立つ、印象的な写真に仕上げることができます。   ■被写界深度が深い方が向いているシチュエーション 被写界深度が深い=全体がくっきりしている方がいいシチュエーションとしては、風景写真や集合写真があります。画面の隅々までピントが合っていることで、風景がより微細に見えたり、写真に写っている人の顔がくっきりと見えたりします。料理写真は単品の場合は被写界深度を浅くして撮影することが多いですが、被写界深度を深くすることでコース料理などをかっちりと撮ることができます。   難しい言葉も意味を覚えてしまえば怖くない! 聞きなれない言葉と出会うと、目を背けたくなりますよね。でもその意味さえ理解できれば、今まで知らなかったことに出会えるかも?CURBONで写真にさらに詳しくなって、表現の幅を広げていきましょう!     >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。一眼レフやミラーレス一眼の「撮影モード」って何だろう?初心者さんにおすすめのモードは?【CURBON写真用語辞典 #12 】

写真を学ぶ第一歩。一眼レフやミラーレス一眼の「撮影モード」って何だろう?初心者さんにおすすめのモードは?【CURBON写真用語辞典 #12 】

2022.10.13
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「撮影モード」について解説します。   撮影モードとは? デジタル一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラには、『撮影モード』が搭載されています。撮影モードとは、露出をどのようにコントロールするか選ぶものです。カメラ上部に「M」「S」「A」「P」「AUTO」のように、アルファベットで示されています。      どんなモードがあるの? 撮影モードは主に5つ。 ①オートモード(AUTO)②プログラムモード(P)③絞り優先モード(A、Av)④シャッター優先モード(S、Tv)⑤マニュアルモード(M) メーカーごとに表記に多少の違いはありますが、備わっている機能は基本的に同じです。特徴をまとめると下記のようになります。 ■初心者さんにも安心の「オートモード」(AUTO) カメラに全てお任せであとは撮るだけ!のオートモード。カメラが自動で最適なシャッタースピードや絞り、ISO感度、写真の色味を決める「ホワイトバランス」を設定してくれます。面倒な設定の必要がなく、お手軽である一方で、ボケ具合やシャッタースピードをコントロールできないため、だんだん物足りなさを感じることもあるかもしれません。   ■スナップにも最適な「プログラムモード」(P) オートモードから少しステップアップ!絞り値(F値)とシャッター速度をカメラで自動で設定してくれるのがプログラムモード。オートモードのような感覚で撮影できますが、ホワイトバランスを自分で設定できる点がオートモードとの違いです。 また、プログラムモードには「プログラムシフト」と呼ばれる機能があります。明るさを変えず、F値とシャッタースピードの組み合わせを変えることができる機能です。露出を固定したまま、写りの違いを素早く楽しめる便利な機能です。   ■ボケ味を楽しむなら「絞り優先モード」(A、Av) 「Av」とは『Aperture Value(絞り値)』の略。絞りを設定したら、シャッター速度はカメラが自動で計算してくれるので、一眼レフやミラーレス一眼カメラならではのボケを楽しみたい人におすすめのモードです。   ■動くものを追うなら「シャッター優先モード」(S、Tv) シャッターを意味する「S」や、「Time Value」の略で「Tv」と表されるでシャッター優先モード。シャッター速度を設定したら、絞りはカメラで自動で計算してくれます。スポーツや走り回る子どもを撮るときなどにおすすめのモードです。   ■徹底的にこだわりたいなら「マニュアルモード」(M) 絞りやシャッター速度、ISO感度など、全てを自分で設定できるのがマニュアルモード。露出はファインダー内に表示される「露出インジケータ」で確認することができます。自由度が高い反面、初心者さんには少しハードルが高いのが難点ですが、花火や星空撮影など、少し特殊な撮影のときなどに使い勝手の良いモードです。   初心者さんは「P」か「A、Av」モードがおすすめ  意を決してカメラを買ったからには、自由に使いこなせるようになりたいと思うもの。これからカメラに慣れていく初心者さんにおすすめなのは「プログラムモード(P)」や「絞り優先モード(A、Av)」。先述したように、オートモードでももちろん撮影はできますが、一歩踏み込んだ撮影をするならこの2つがおすすめ。 ■まずはプログラムモードから試してみよう プログラムモードは、「カメラが自動で適正露出を計算してくれる」というのが嬉しいポイント。「撮る」ことに集中できるのでスマホとは違う、本格的なカメラならではの良さをじっくり楽しむことができます。 ■さらなる写真の上達を目指すなら絞り優先モードを 写りを大きく左右する「絞り」でさらに写真表現を豊かに!被写体の背景をボカしてみたり、全面にピントを合わせてみたり…。カメラをコントロールすることの面白さを実感したら、きっとカメラの魅力に引き込まれるはずですよ。   撮影モードを使いこなそう 「なんとなく」オートで撮っていた方も、この機会にプログラムモードや絞り優先モードから使ってみませんか?難しいものと思っていた絞りやシャッタースピードの関係も、自然と身についていきますよ。絞り優先モードが使いこなせるようになったらぜひマニュアルモードにも挑戦してみてくださいね。     >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。シャッタースピードって何だろう?その目安は?ミラーレス初心者さんも必見!ブレない写真を撮るコツも。【CURBON写真用語辞典 #11 】

写真を学ぶ第一歩。シャッタースピードって何だろう?その目安は?ミラーレス初心者さんも必見!ブレない写真を撮るコツも。【CURBON写真用語辞典 #11 】

2022.10.12
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「シャッタースピード」について解説します。   シャッタースピードとは? シャッタースピードとは、カメラが光を取り込む時間のことです。シャッターボタンを押すと普段閉じている「シャッター幕」が開閉し、カメラのセンサーに光が当たり、光が当たった瞬間が写真として残ります。   シャッタースピードの表し方 シャッタースピードは“秒”で表し、1、1/4、1/60、1/250のように決まった数字で表されます。その速度が遅いほどシャッターが開いている時間が長くなり、光を多く取り込みます。速度が速いほどシャッターが開いている時間が短くなり、取り込まれる光の量は少なくなります。     シャッタースピードを変えると、どんなことができるようになる? シャッタースピードは、必要に応じて数値を変えることでさまざまな効果が得られます。   ■露出を変えることができる 「光を取り込む量」をコントロールするので、シャッタースピードを変えることで写真の明るさを調整することができます。 ・シャッタースピードを遅くする→写真を明るくすることができる・シャッタースピードを速くする→写真を暗くすることができる   絞りやISO感度でも明るさを調整することができますが、その関係性についてはこちらの記事で紹介しています。>>写真を学ぶ第一歩。露出って何?F値とシャッタースピード、ISO感度の関係性を理解してイメージ通りの写真に近づけよう!【CURBON写真用語辞典 #09 】   ■被写体の“動き”を表現できる 「シャッターが開いている時間」をコントロールすることで、一瞬をピタッと止めて写したり、躍動感を強調したりとさまざまな表現ができるようになりますよ。 ・シャッタースピードを早くする→スポーツのような動きの激しいものを止めて写すことができる・シャッタースピードを遅くする→川や星など、動きの変化の過程を写すことができる   写真がブレる原因は? せっかくいいシャッターチャンスを狙ったのに、ブレていて写真が台無し、ということがありますよね。その原因は2つ考えられます。 ■被写体ブレ 被写体ブレとは、撮影中に被写体が動くことで写真がブレてしまう現象のこと。撮影者自身やカメラの設定の問題ではなく、被写体の動きの速さが原因で起こるもの。明るい場所で撮影していても、子どもやペットなど動きの激しい被写体ではブレが生じやすくなります。 ■手ブレ 手ブレとは、撮影中にカメラを持つ手が動いてしまい、写真がブレてしまう現象のこと。望遠レンズをつけているときや、暗い場所で撮影するときなどはブレが生じやすくなります。   ブレないシャッタースピードは? シャッタースピードを自分で決めようと思っても、数字がたくさんありすぎて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。   ■シャッタースピードの目安はレンズに注目 手ブレの発生を抑えるための目安として、1/(焦点距離)秒という数字を覚えておきましょう。焦点距離が50mm(ズームレンズで50mm、または単焦点の50mmを使っている場合)だった場合は、1/50秒が目安となります。焦点距離が200mmなら、1/200秒が目安となります。   ■動きのある被写体を撮るときの目安のシャッタースピードは? 子供やペットなど、動きのある被写体を捉えるときは、1/500〜1/1000で撮影するのがおすすめです。極端に速い速度に設定しても、ある一定以上は動きが止まります。シャッタースピードを速くしすぎて写真が暗くならないよう、バランスを見ながら調節しましょう。   ■暗い場所でシャッタースピードを速くできないときは「三脚」が便利! 暗い場所で撮影するときには三脚があると便利です。手持ちではブレてしまうシャッタースピードでも、三脚を使うとカメラがしっかり固定されるため手ブレを防ぐことができますよ。   ■三脚がない場合は? 使う予定がなかった、まだ用意がない方などは、立ち方を工夫してみてはいかがでしょうか。 ①脇を締める ②カメラを両手でしっかりホールドする ③足は肩幅に開く この3点をしっかり守るだけでも、手ブレがぐんと抑えられますよ。   ■「ブレ」を活用しよう 動きを止めるばかりでなく、あえて写真をブレさせるのも表現の一つですよ。効果的に使うことで作品の幅がさらに広がります。 カメラの用語は一見難しいものばかり。でも一つ一つ理解していくことで、点と点が繋がるように、他の要素も理解が深まっていくもの。人と比べないで「ゆっくりご自分のペースで」が長続きの秘訣ですよ。楽しみながら覚えていきましょう。     >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
写真を学ぶ第一歩。露出って何?F値とシャッタースピード、ISO感度の関係性を理解してイメージ通りの写真に近づけよう!【CURBON写真用語辞典 #09 】

写真を学ぶ第一歩。露出って何?F値とシャッタースピード、ISO感度の関係性を理解してイメージ通りの写真に近づけよう!【CURBON写真用語辞典 #09 】

2022.10.11
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「露出」について解説します。ミラーレス初心者さんも必見ですよ。 露出とは? 露出とは、写真を撮るときにカメラに取り込まれる光の量のことを指します。カメラの露出は 、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」3つの要素が関係しあって決まります。     絞りとは? 絞りとは、「写真をどれだけぼかすか」という設定のこと。絞りは「F値」とも呼ばれ、F値を小さい値に設定する(絞りを開ける)ほど写真はぼけて、大きい値に設定する(絞りを絞る)と写真の隅々までくっきりと写ります。写真を明るくしたいときには絞りを開け、暗くしたいときには絞りを絞ることで写真の明るさを調整します。   F値についてもっと詳しく!>>写真を学ぶ第一歩。「F値」って何だろう?背景をきれいにぼかすには?【CURBON写真用語辞典 #10 】 シャッタースピードとは? シャッタースピードとは、レンズとシャッターの間にあるシャッター幕が開閉する時間のことを指します。「1/○秒」で表し、遅くすると明るく写りますがブレやすくなり、速いほど暗く写りますがブレにくくなります。スポーツや子どもなど、動きの速いものを撮りたいときにシャッタースピードを早くすることで動きを止めることができたり、あえてブラしたり、躍動感を表現したいとき、川の流れや星の軌跡を撮りたいときなどのシャッタースピードを遅くします。 ISO感度とは? ISO感度とは、「光の感じやすさ」のこと。読み方は「いそかんど」。「ISO○」で表し、高いほど写真は明るくなりますがノイズが出やすくなり、低いほど写真は暗くなりますが写真がなめらかになります。基本は一番低く設定しておいて、状況に応じて高くしていきましょう。ISO感度を高くすればするほど暗いシーンで撮れるようになりますが、撮影後に大きなモニターに映してみたら、ノイズが目立って大失敗!という結果につながることも。ISO感度は3200程度に留めておくのがおすすめです。 「ぼかさない+ブレさせたくない写真」を撮りたい場合は、F値、シャッタースピードともに高い値に設定。写真が暗くなりがちな設定であるため、写真が暗ければISO感度を高くする、ということになります。自分の撮りたいイメージに合わせてF値、シャッタースピード、ISO感度を組み合わせて「露出」が決まります。 初心者さんには「P」モードもおすすめ やっぱりちょっと難しい露出のお話…。頭では分かっても、最初からマニュアルで使いこなすのは難しいですよね。でも大丈夫!「P」モードを使えば初心者さんでも押すだけで簡単に撮れますよ。 Pモードとは? Pモードとは、シャッター速度と絞りをカメラが自動で設定してくれるモードのこと。ダイヤルをPモードに設定しておけば、どんな明るさでも、シャッターを押すだけでカメラが適切な明るさに調節してくれます。街角でのスナップ撮影や、友達との旅行など、一瞬のシャッターチャンスを逃したくないときに便利なモードです。まずは「P」モードでカメラに慣れていきましょう。 露出補正を使ってみよう   Pモードでの撮影に慣れてきたら、露出補正を使ってみてはいかがでしょうか。Pモードは自動で適切な明るさで撮影してくれる便利な機能ですが、その明るさは自分が表現したい写真にぴったりの明るさとは限りません。1枚撮ってみて、明るくしたければ+側に、暗くしたければ-側に露出補正することで簡単に写真の印象を変えることができます。 明るいイメージの写真 優しい雰囲気の写真になります。爽やかさや、かわいらしさを表現したいときや、女性や子どもを柔らかい雰囲気で撮りたいときなどにおすすめ。 暗いイメージの写真 重厚感があって、渋いイメージの写真になります。静けさや、しっとりした感じを表現したいときや、男性をかっこよく撮りたいときなどにおすすめ。 知識が写真をもっと楽しくする 「ミラーレスカメラや一眼レフカメラは設定が難しそう」と思いがちですが、案ずるより産むが易し。何度失敗しようともコストがかからないのがデジタルカメラのいいところ。Pモードで写真を楽しく撮れるようになったら、ぜひ絞りやシャッタースピードを調節してより自分好みの表現にチャレンジしてみてくださいね。     >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!