中古フィルムカメラや中古レンズを買うとき気をつけたいことは?8つのポイントを紹介!【CURBON写真用語辞典 #20】
中古レンズや中古カメラを買うときのポイントは?
人から人へと渡ってきた中古のフィルムカメラやレンズ。同じ製品でも、コンディションはさまざまです。せっかくなら状態のいいものを長く使いたい!この記事では、中古でフィルムカメラや中古レンズを購入する際に気をつけたいポイント8つを解説します。
ポイント①外装に傷はないか
手に取ったとき、まずは外装に大きな傷がないか必ずチェクしましょう。凹みや傷がある場合は、前の持ち主がぶつけたり落としたりなどの衝撃を加えてしまっている可能性が。実店舗の場合は店員さんに確認したり、動作確認をお願いしてみましょう。ネットショップの場合は備考欄をチェックしたり、気になる場合は出品者にメールなどで確認を。
ポイント②「モルト」は劣化していないか
裏蓋を開けたときに見える黒いスポンジを「モルト」と呼びます。これはカメラに余計な光が入ることを防ぐほか、開閉時の衝撃を和らげる効果があります。劣化しやすい部分の一つでもあり、モルトがボロボロになっていたり、剥がれていたりする場合も。状態がひどい場合はお店で交換が可能か確認するほか、手先が器用な人は交換手順を聞き、自分で交換するという手もあります。
ポイント③ファインダーは汚れていないか
もし可能なら、ファインダーを覗かせてもらいましょう。中古品はファインダー内にホコリやカビ、曇りが出ていることもしばしば。あまりにも状態がひどいと撮影時のストレスとなりますので、事前によく確認しましょう。
ポイント④電池室は汚れてないか
長い間電池を入れっぱなしにしていたものが液漏れしていた経験はありませんか?カメラも同じように、長い間入れっぱなしになった電池が液漏れを起こすことがあります。液漏れが起きると、電池室の金属が腐食することも…。通電に支障をきたすこともありますので、なるべく電池室がきれいなものを選びましょう。
ポイント⑤シャッターは切れるか
ジャンク品を除いて、お店に出品されているものはシャッターが切れることはチェックしてあるはずですが、改めて確認を。シャッターがちゃんと切れるだけでなく、ちゃったースピードが正常かどうかも大切なチェックポイント。お店の人に頼んで、裏ぶたを開けた状態で高速、中速、低速、とシャッターを切ってもらうことでシャッター幕の開閉時間を確認してもらいましょう。
ポイント⑥ 内蔵露出計は作動しているか
露出計内蔵型のカメラを買う場合は、必ず露出計が正しく作動しているかチェックを。明るいところと暗いところと、それぞれカメラを向けて露出計が作動してるか確認します。「写真を撮る」という目的に対してはマストの機能ではありませんが、露出計が使えるに越したことはありません。
ポイント⑦レンズの中はきれいか
交換レンズを購入する際に気をつけたいのがレンズの中の汚れ。レンズを照明などの明るい方に向けてゴミやカビのほか、くもりがないか確認してみましょう。レンズの前側とボディに装着する側と両方ありますが、特にボディ側に傷がないかチェックしてくださいね。
ポイント⑧ピントや絞りリングはなめらかに動くか
中古レンズはマニュアルフォーカスのものも多いので、ピントリングがなめらかに動くかどうか必ず確認を。絞りリングのチェックも忘れずに!
掘り出し物を探しに行こう!
メーカーから発売される新品に比べると、中古品は注意すべき点がたくさん。けれども、中には状態のいいものが安く売られている場合も。また、古いものだからこその味があるレンズも魅力のひとつですよね。8つのポイントを抑えつつ、店員さんや売主さんによく確認して掘り出し物を探し当ててくださいね。
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