冬だ!クリスマスだ!イルミネーションだ!きれいに撮るポイントをおさえよう【CURBON写真用語辞典 #23】
イルミネーションをきれいに撮るコツは?
イルミネーションは冬のお出かけの絶好のシャッターチャンス!つい写真を撮りたくなりますよね。何気ない瞬間の写真をワンランクアップさせるために覚えておきたいポイントを紹介します。
①カメラのモード設定は「Pモード」か「Aモード」がおすすめ
イルミネーション撮影において「ブレ」は大敵。おすすめのカメラモードはPモード(プログラム)かAモード(絞り優先)がおすすめです。Aモードの場合は絞りの数値を小さい数字に設定しておきましょう。絞り値が小さい方がシャッター速度を稼げ、ブレを最小限に押さえることができるためです。
(絞りに関する解説はこちら)
②ISO感度を上げてブレを低減させよう
ISO感度を高くするとシャッター速度を早くすることができ、ぶれにくくなります。しかしISO感度を上げすぎると写真のざらつきの原因にも。ISO1600程度を目安に調節してみましょう。
③暖かみのある感じに撮りたいなら、ホワイトバランスは「晴天」に
ホワイトバランスを変えて撮影するだけで印象がガラッと変わりますよ。暖かみのある写真が好みなら「晴天」に、クールな印象が好みなら「電球」に設定してみましょう。見たままの自然な色味が好みならオートでOKです。
④開放(小さい絞り値)で撮影すると美しいボケに
あらゆるシーンで絞り値はどのくらいに設定するか迷うことも多いかと思いますが、イルミネーション撮影では開放での撮影がおすすめです。背景がきれいにボケることで、背景の光源がふんわりとして幻想的な雰囲気に。風景写真として遠くまでくっきり写したい場合は、しっかり絞り込んで撮影しましょう。
⑤露出補正を加えよう
露出補正を+1.0程度明るく補正し、街全体が明るく照らされている感じを演出するのも素敵です。明るく飛びすぎているところがないかチェックしながら撮影してみてくださいね。
⑥多重露光に挑戦してみよう
さらにキラキラ感をアップさせるために、多重露光も取り入れてみましょう。カメラを多重露光モードに設定して2回シャッターを押して合成するだけで完成。三脚を使える状況ならば、カメラを固定するとさらに精度が上がります。全く違う写真を重ねるときは、一枚目にベースとなる写真を撮影して、2枚目はイルミネーションのキラキラだけをピントをぼかし気味に撮ったものを重ねるとキラキラがより強調された写真になりますよ。
(多重露光の解説はこちら)
⑦クロスフィルターを使ってみよう
レンズ前に装着するフィルターはさまざまな種類があり、中でも「クロスフィルター」は夜景やイルミネーションの撮影にぴったり。イルミネーションの光のきらめきをより強調する効果があります。水面の反射や木漏れ日の撮影でも活用できるので、一つ持っておくと便利です。
⑧あえて人をぶらして撮ってみよう
シャッター速度を少し落として、道ゆく人をあえてぶらして撮ってみるとまた違った雰囲気の写真が撮れますよ。しっかりと脇をしめて、なるべくカメラがぶれないようがっちりホールドしましょう。
カメラを持ってキラキラを探しに行こう
人も街もいつもと違った表情にしてくれるイルミネーション。さまざまなポイントをおさえればきっともっと楽しくきれいに撮影できるはず。お気に入りのカメラとともに、寒さを吹き飛ばすようなキラキラを探しに行ってみませんか?
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