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2022年2月に東京にて実施された武井宏員氏と酒井貴弘氏の写真展がオンラインでご覧いただけるようになりました（※CURBON+会員はログイン後にご覧いただけます）

武井宏員

羽化は変態すると言うこと。
気がつくと存在が変わり違う物体になる。

自身を見つめた時、様々な環境や人から感銘を受け、それに影響されている自分がいる。

でも、繰り返し変化していくうちに自分が自分になっていく瞬間を感じる時がある。それは自分の道に自信や確信を持てた時。

今までの殻。可能性で溢れる空。羽ばたいていく為の覚悟。

今までも、これからも変化していく過程の集合体。

酒井貴弘

憧れや夢。
今いる場所から飛び立ちたい。
自分の殻を破って何かになりたい。
多くの人が羽化する瞬間を願って生きています。

今回羽化について改めて考え一つ気づいたこと。
何かを着飾っても別の誰かにはなれない、
けっきょくは自分は自分ということ。

羽化は自分自身の中から始まります。
自分の中にある核のような何かが、
煮詰まって凝縮され時を迎えた時、
本当の羽化が始まるんだと思います。

今回、過去4年間の写真たちと向き合い、
自分の表現の核が垣間見えた写真を選んでいます。
この展示は僕にとって羽化した瞬間ではなく、
羽化する為の始まりの展示です。
すごく個人的なものかもしれませんが、
過去から現在、
そしてこれからの僕自身を知ってもらえたら嬉しいです。

この展示があなたが羽化するきっかけの一つになることを願いながら。