雨の日の撮影アイデアは?雨の日に役立つアイテムの紹介も。【CURBON写真用語辞典 #27】
雨の日って撮影しづらいと思っていませんか?でも実は雨の日こそ撮影チャンスなんです!雨の日こそ試したい撮影テクニックを紹介します。
「雨」という素材を生かしてみよう
・雨粒が乗った花や葉っぱにクローズアップ!
雨に濡れた花や葉っぱに注目してみると、小さな雨粒がきらきらと輝いているはず。雫を強調するにはマクロレンズがおすすめ。小さな昆虫になったかのような目線で、自然のきらめきを撮影してみましょう。絞りは開放気味で撮影することでボケ感が強まり、キラキラ感が増しますよ。非常に小さい世界なので、マニュアルフォーカスでシビアにピントを合わせましょう。
・足元に目をやると…?
晴れの日との大きな違いは、地面が濡れて鏡のようになっていること。さまざまなシルエットが複雑に反射して、晴れの日には決して見られない光景が広がっていることも。雨上がりの青空や、夕焼けの写り込みなどを狙うと、よりドラマチックな写真になりますよ。また、日が落ちてからも絶好のシャッターチャンス。街のネオンや車のライトが反射して華やかな印象に。毎日通っている道もいつもと違う表情を見せてくれるはずですよ。
・家の窓や車窓にも注目!
雨の中を歩きたくない人にも朗報。絞りを開放にして、窓の雨粒にピントを合わせてシャッターを切ってみましょう。キラキラとした雨粒の向こうに映る景色は、なんだかノスタルジックな印象。ホワイトバランスを蛍光灯モードにすると、写真全体が青みがかり、雨の日のクールな雰囲気が出せますよ。
・ビニール傘フィルターを試してみよう
雨具にはビニール傘を持っていくと、ソフトフィルターとしても活用できるので便利です。被写体に顔の一部を傘で少し隠すように持ってもらったり、レンズ前に差し込んで全面を覆ったりとさまざまな使い方ができますよ。
・フラッシュ(ストロボ)をたいて多重露光に挑戦してみよう
「パキッとした印象になるから」とフラッシュを敬遠する人も少なくないかと思いますが、雨の日は思い切ってフラッシュを使って使ってみましょう。ベースとなる写真に、真っ暗な空を背景に雨粒をフラッシュ撮影した写真を重ね合わせると幻想的な一枚に。カメラの多重露光機能を使うほか、画像編集ソフトでも多重露光を楽しむことができますよ。
雨の日の撮影に持っていくべきものは?
精密機械であるカメラは、水濡れにとても弱い機材です。水濡れは故障やカビの原因になり、思わぬ出費を招くことも…。カメラを守るための対策を紹介します。
①レインカバー
カメラ本体の水濡れを防いでくれる、レインカバー。ビニール製やナイロン製などさまざまな種類があり、値段もピンキリ。使い勝手や予算に応じて選びましょう。レインんカバーの中に湿気がこもりやすいので、使った後はすぐにカメラを取り出すことをお忘れなく。
②乾いたタオル
カメラをばっちりレインカバーで包んでいても、カメラを操作する手が濡れていたら、その効果は半減。さっと手が拭けるようにポケットやカバンに忍ばせておきましょう。
③レンズフード
レンズの先端を守るためだけでなく、フレアなどの光を防いでくれるレンズフード。外して撮影する方も多いかと思いますが、雨の日にはレンズ先端に取り付けることで水滴がレンズに付くのを防いでくれますよ。
レンズフードは、フレアなどの光を防いだり、レンズの先端を守るために装着するアクセサリーです。レンズは前に飛び出している分、ものにぶつかる可能性が高くなります。ぶつかったときに衝撃を吸収してダメージを最小限にするのがレンズフードの役割のひとつです。雨のときには、パーカーのフードのように水滴がレンズに付くことを防いでくれますよ。
雨の日も撮影を楽しもう♪
晴れの日を選んで撮影していた方は、今度は雨の日の撮影にも挑戦してみてはいかがでしょうか?晴れの日とはまた違った世界観での撮影をぜひ楽しんでくださいね。
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