写真を学ぶ第一歩。構図って何?6つの構図をマスターして「写真が上手な人」になっちゃおう。【CURBON写真用語辞典 #08 】
旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「構図」について解説します。スマホで撮影する時にも応用できるテクニック満載ですよ。
構図とは?
構図とは画面構成のことを指します。撮り方のパターンがいくつかあり、そのパターンを真似することで初心者さんでもおさまりの良い写真を撮れるようになるテクニックのことです。聞きなれない言葉も出てきますが、怯まないで挑戦してみましょう!
構図パターンを紹介!
■三分割構図
三分割構図とは万能に使える基本の構図で、人が「バランスが取れている」と感じる代表的なパターン。葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」にも使われている構図です。撮り方は、縦横3分割した線の交点に、撮りたい被写体を合わせるだけでOK。カメラのファインダーの中に三分割の線が表示されているものも多いので、撮るときに少し意識してみましょう。

■対角構図
対角構図とは、写真を対角に分割した線の上に被写体を配置する構図のこと。写真に奥行きを出したり、躍動感を演出したりすることができます。手前が大きく写り、迫力が出るので橋などの大きな建造物や電車や飛行機などのダイナミックで動きのあるものを撮影するときにぴったりの構図です。

■日の丸構図
日の丸構図とは、真ん中にポイントを配置する構図のこと。主題がはっきりするため、意図がとてもわかりやすい構図です。背景をぼかしたり、大胆に近づいて撮影することで存在感をアピールすることができます。
■額縁構図
額縁構図とは、被写体の周りを葉っぱや花、窓枠などを額縁に見立てた構図のこと。見る人の視線を中心に誘導させる効果があります。建築物は門や窓など、被写体を囲む要素がたくさんあるので、額縁構図を作りやすいスポットの一つ。額縁構図の練習にもおすすめです。
■S字構図
S字構図とは、写真の中にアルファベットの「S」のような曲線を取り入れる構図のこと。川の湾曲のほか、曲がりくねった山道や、料理の写真などがS字構図で撮影しやすいものです。動き、奥行きを表現できるほか、曲線の要素が写真に柔らかい印象を与えてくれます。
■C字構図
C字構図とは、S字構図と同様に、写真に「C」のような曲線を取り入れる構図のことです。料理のレシピ本などでも定番の構図。お皿の全部を写真に入れるのではなく、一部をフレームアウトさせることで「C」の形になります。少し寄ることで料理をより大きく写すことができ、情報が整理された写真に近づきます。
いろんな構図を試してみよう!
写真の楽しさに目覚めると「早く素敵な写真が撮れるようになりたい!」と思うもの。たくさん撮って場数を踏むのも大切ですが、最初に決まりごとを覚えてしまえば早い段階から質の良い写真が手元にたくさん残せますよ。色々な知識を吸収しながら、さらなる写真の上達を目指しましょう♪
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